般若心経を学ぶ【第6回】
般若心経を学ぶ【第6回】。ないないない、なーにもない。
無無明 亦無無明尽
「むむみょう やくむむみょうじん」
無明とは、迷いの根本となる無知のことで十二縁起を理解しないことをいう。十二縁起とは無明から始まり老死まで続く12個の因縁のことですが、ここでは詳しく取り上げません。
この世は空なるものなので、迷うということも無ければ、迷うということが尽きるということもないのだと言っています。
乃至無老死 亦無老死尽
「ないしむろうし やくむろうしじん」
乃至が指すものは前述の十二縁起で、老いて死ぬという苦しみもなければ、そのような苦しみがなくなるということもないのです。