【読書】大人のための文章教室
図書館でふと目にとまった日本語の書棚。そこには文法書や日本語そのものについての本なんかの難しそうな本に混じって、伝わる文章の書き方とかレポートの書き方のような本がたくさん置かれていた。なんとなく始めてみたこのブログも、記事にしたいなと思いつつきちんと文章がかけなくて思い通りに更新できていないことを思い出した。どれ、3連休予定もないし、ひとつふたつ読んでみるかと借りてきた。
軽妙な語り口で12個のテーマについて書かれていて、ターゲットとしているのは文章の素人。つまりは世間一般の普通の大人向けに書かれているので、文章を書くことを仕事にしている(したい)人には全くといっていいほど意味が無い。でも一般人にはこれで十分だと納得できる内容が存分に語られている。1章、11章、12章が面白かった。
- 打つか、書くか
- とはいうものの接続し
- 長短とテンマル
- ですますであるのだ
- しゃべくり文ですの
- 伝えたいこと伝わるように
- 近寄ってはいけない文章
- 手紙の書き方の裏技表技
- 実用文の書き方の裏技表技
- 紀行文の書き方の裏技表技
- 随筆の書き方の裏技表技
- 文章上達のあの手この手
全体を通して一般人の文章に大切なことは、伝えたいことがきちんと伝わる文章を書こうというところだろうか。まずはそこからである。そして文章も練習することでしかうまくならないということ。ピアニストが練習したからうまく弾けるように、文章も書かなくてはうまくなれないのだ。
そうだ、随筆を書こう。