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満員電車はもういやだ

【読書】残された時間を計算しよう【1日3分で人生が変わるセルフ・モチベーション】

本書は、「自分創り」へのモチベーションを鍛えるためのトレーニングメニューをまとめたものだ。筋トレやダイエットと同じく、明確な効果や効能を目指している。ストレッチ/ダイエット/ウォームアップ/パワーアップ/クールダウンの5章に分けられており、各章10個のトレーニングメニューで構成されている。1項目は全て4ページ。パラパラとみてピンとくるものから取り組める内容になっている。

ピンときたもの

個人的にピンときたものは以下の8個。あくまで私がピンときただけなので万人受けするとは言い難いものもなかにはあるけどね。

  • 残された時間を計算せよ
  • 1行日記をつけよ
  • 手に入れたいものリストをつくれ
  • 身分不相応な時計やスーツを身につけろ
  • やるのかやらないのか決めろ
  • 同じ時間に食べ、同じ時間に寝よ
  • また今度、に日付を入れろ
  • 夢を言いふらせ

「身分不相応な時計やスーツを身につけろ」ってのが特に万人受けしなさそうだが、要は理想の自分はこうであるという格好したりものを身につけることで、その理想にふさわしい自分でいようと頑張ったり、理想を思い出したりするだろということだ。高いもの買って虚勢を張れってわけではない。

私に「残された時間」とは

特にピンときたのが「残された時間を計算せよ」ってこと。具体的な数字に落とさないと、時間は有限であるという当たり前の事実にさえも気づくことはできない。残された時間を意識して、時間の濃さを変えないといけないのだ。

本文中には残された時間を意識させられる例がいくつか挙げられている。いま25歳のAさんが30歳まで1週間に1冊本を読むと決めたら5年で約260冊。とはいえ5年間欠かさず毎週1冊は実際にはすごく大変。現実的に毎月1冊本を読むとしたら、5年で60冊。これは90cm幅の本棚2段程度にしかならない、とか。
Aさんが60歳まで毎年1カ国訪問したとしたら35カ国。約200あるうちの6分の1程度しか見ることができない、とか。

こうやって具体的な数字に落とすと、「3週間続ければ人生が変わる」でもあったように時間というものは本当に限られているんだなと痛感させられる。自分にとって大事なことに時間を使わなければいけないな。

時間が有限だと思えばこそ、自分が成し遂げたいことに優先的に取り組まなくてはいけません。何歳までになりたい自分になろうとしたら、毎日、何分、これに時間を費やさなければならない。これをあと何歳までに何回やろうとしたら、何日に1回やらなければならない。残された時間を計算することは、そういう事実をとても具体的に私たちに提示してくれるのです。

1日3分で人生が変わる セルフ・モチベーション (PHPビジネス新書)

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