般若心経を学ぶ【第1回】
今日から3日間仕事も休み。世間一般でいうところのお盆休みだ。
まとまった時間を取れそうなので(つまり予定がない)、今週のお題が「自由研究」ということもあるし、最近勉強しだした般若心経について何回かにわけてまとめてみる。
そもそもどうして般若心経に興味を持ったのかと聞かれると、教養のひとつとして、ということになる。
現代の日本においては宗教を意識することはほぼないけれど、世界にはばたく日本人として、自国に古くから根づく信仰について少しくらいの知識がないとなと。
私の一般庶民的感覚では、仏教と聞かれてすぐに思いつくのが、寺と仏像と般若心経だったので一番仏教の理解に近づけそうな般若心経をかじってみることにした。
般若心経の概要とか成り立ちについては、あまりにも長くなるのでWikipediaでも読んでください。ここでは般若心経の中身についてまとめていきます。
摩訶般若波羅蜜多心経
まず、般若心経のタイトルを読み解いていく。「まかはんにゃはらみたしんぎょう」と読み、宗派によっては頭に「仏説」とつけたり、「摩訶」をとったり多少の違いがある。
- 摩訶:大いなるとか、偉大なといった意味。
- 般若:智慧のこと。一般的に理解されているいわゆる知恵とは別物。分別によって自分勝手な認識ではない、真実をありのままにみる能力をいう。
- 波羅蜜多:「到彼岸」のことで、理想の世界に到達すること。完成ともいえる。
- 心経:中心となる教え、肝心要な教え。
つまり般若心経とは、「大いなる智慧の完成のための、肝心要の教え」とうことになる。真実をありのままにみることができる理想の境地に達するための大事な教えが、般若心経には綴られているのである。